台湾旅行記:嘉義「国立故宮博物院南部院区」

みなさんこんにちは!AriMiYaです。今回は、嘉義にある故宮南院(故宮博物院南部院区)に行ったことについて書きます。

故宮南院とは?

台北の故宮博物院は多くの人に知られていますが、台湾南部の嘉義に位置する故宮南院は、アジア全体の文化や芸術に焦点を当てた展示が特徴です。「アジア芸術文化博物館」として、東南アジアやインド、中国など、広範な地域から集めた文化財や芸術品が展示され、東洋文化に興味がある人には必見のスポットです。

故宮南院は、台北の故宮博物院と連携しつつ、独自の展示内容を展開しています。現代的で開放感のある建物デザインは、台湾南部特有の温暖な気候と相まって、訪れる人にリラックスした雰囲気をもたらしてくれます。私はこちらの建物にうっとりしてしまい、何枚も建物の写真を撮りました。

アクセス方法

故宮南院へのアクセスは色々ありますが、嘉義高鐵駅からは台湾好行バスの「故宮南院シャトルバス」を利用すると、約20~25分で到着します。バスは30分から1時間に1本運行しており、とても便利な交通手段です。

私は無料シャトルバスの存在を帰りの時に知ったため、行きはローカル線「166番」で博物館へ行きました。その他、新營客運(黄9)等があります。

また、タクシーを利用すると嘉義高鐵駅から約20分で博物館に到着します。バスについてはこちらのHPを参照ください→https://south.npm.gov.tw/Visit/Traffic/MassTransit.htm

チケット情報

故宮南院の入場料は以下の通りです。

一般参観券: NT150

以前はNT250元のチケットでしたが、現在はNT150元で入場可能です。事前にオンラインでチケットを購入することで、スムーズに入場できるので、特別展や混雑が予想される時期には事前購入をおすすめします。

○営業時間(月曜日は休館)

9:00~17:00(火曜日~金曜日)

9:00~18:00(土曜日・日曜日

展示の見どころ

故宮南院は、アジア全域の文化や芸術に触れることができる博物館です。陶磁器、書道、絵画、仏教美術など、古代から現代までの貴重な品々が展示されています。特に、東南アジアの彫刻やインドの工芸品は、台北の故宮博物院では見られない珍しいものばかりです。

また、アジア各国の文化が交錯する空間で、時を越えた芸術の旅を体験できます。通常台北の国立故宮博物で展示されている「翠玉白菜」と「肉形石」が不定期でこちらでも展示されており、私が訪れた時は「翠玉白菜」が展示してありました。個人的には九州国立博物館で「肉形石」を観ていたため、今回「翠玉白菜」をじっくり観ることができてラッキーでした。

台湾観光局の情報によると、故宮南院では「アジア芸術文化のハブ」として、今後さらに多様なアジア文化の展示や活動が予定されているとのことです。

周りの景色も楽しめる

故宮南院は、美しい湖に囲まれた広大な敷地に位置しており、建物が湖に映り込む風景はとても幻想的です。

自然と調和したモダンな建築は、館内外で楽しむことができ、訪れた人々を癒やします。湖畔の散策や庭園でのリラックスした時間も、この場所を訪れる楽しみのひとつです。

 

また、施設内には観光客が休憩できるスペースも充実しており、カフェでのんびりと景色を楽しむのもおすすめです。

客家梅干扣肉飯(380元)をモグモグ!客家梅干扣肉飯は、台湾の客家料理の一つで、梅干菜(梅菜)と豚肉を使った煮込み料理を白飯と一緒に提供する伝統的な料理です。

一口頬張ると、まず梅干菜のほんのり酸味と旨味が広がります。柔らかく煮込まれた豚バラ肉は、噛むほどに甘みがじわりと出て、梅干菜の風味とともにご飯が進む止まらない味わいです。台湾の風情を感じながら、ぜひ一度味わってほしい料理です!

終わりに

故宮南院は、台湾南部ならではのゆったりとした空気の中で、アジアの歴史と文化に触れることができる貴重なスポットです。台湾観光局の報告でも、故宮南院はますます人気が高まっており、南部旅行の新定番として多くの観光客に注目されているとのことです。

次回の台湾旅行では、ぜひ嘉義の故宮南院を訪れてみてください。豊かな文化と美しい景色が、皆さんの旅を一層特別なものにしてくれるはずです。

○参考HP

https://south.npm.gov.tw/Japanese/